『平成28年度開講式・新入生オリエンテーションでの手塚工学部校友会長祝辞』
4月1日、工学部大講堂で、平成28年度開講式並びに新入生オリエンテーションが開催され、手塚公敏校友会長が祝辞を述べました。
~新入生とご家族の皆さん、ご入学おめでとうございます。私は昭和39年に入学し、現在70歳です。私達の入学式は当時、戦争時の兵舎跡の講堂でした。皆さんは良い大学に入学しました。なぜなら"工学部にはすばらしい校友会があり、立派な多くの先輩がいる"からです。皆さんが準会員となった校友会は昭和33年設立、今年度で58年を迎えました。会員数は全国で約6万人。工学部の卒業生は全国から集まり、東北、郡山の地で青春時代を過ごしたせいか、卒業後も友情に厚く、太い絆で結ばれ、母校を愛しています。そして北は北海道から南は九州・四国まで、皆さん方が親しみを持てる先輩方が支部を設立、活動しています。校友会では「就職支援特別委員会」を設置、大学や父母会と協力連携した活動で成果を上げており、皆さんが就職の際・就職後も力になります。事務局は学生食堂の南側ですので、是非お寄り下さい。
ここで皆さんに3つのお願いがあります。1つ目は勉学に励むことはもちろんですが、仲良く一生付き合える友人を作って下さい。2つ目は社会で苦労しないように、文武両道の体育会もしくはサークルに入部して、先輩・後輩の上下関係のマナーを勉強して下さい。ちなみに私は合気道部でした。この2つが工学部学生の良いところであり、あなた達の一生の財産になると思います。そして3つ目は学生生活を楽しんで下さい。
最後に工学部も5年前、東日本大震災の影響で被災しました。そして、貴重な体験をし、学習もしました。是非、皆さんは、このキャンパスで勉学に励み、福島、東北の復興、日本の再生の為に貢献していく人材に育って下さい。それをお願いしてお祝いの挨拶とさせていただきます。~