「ものづくり」をする「ひとづくり」
相馬市で平成16年より社会保険労務士事務所を開業しています。大学では機械工学科を専攻しましたので、「全く関係ない分野の仕事ですね」と言われることがあります。しかし、直接に「ものづくり」はしませんが、「ものづくり」をする「ひとづくり」が私の仕事と思っています。定年退職者が新卒就職者を上回り、人材不足の解消は程遠い状態です。「良い人いないかな?」とおっしゃる経営者が多いですが、私の経験から「会社にとって良い人」とは自社で育成するものだと考えています。他社から人材を引き抜いても、友人を会社に入れたとしても、求めていた人材とは違っていたというケースが多いのです。
人事評価を導入すれば従業員が頑張って、人が育つと考えられる経営者もいらっしゃると思いますが、私はそうは思いません。教育をしなければ人は育ちませんし、育っていないのに評価をしても、どうしようもありません。ただ、頑張った人が評価される仕組み・組織風土は大切であると考えます。これからも、経営者と従業員のみなさんが一緒に、「この会社でよかった」と思える会社作りのお手伝いを続けてまいりたいと思います。
震災から5年が経とうとしています。相馬市は復興の進捗が速く、震災の面影は薄れていますが、毎日のように食べていた魚介類の一部は食卓に並ぶことはなく、食の復興はまだです。それでも故郷は、やっぱり良いのです。相馬市にお越しの際には、是非、弊事務所にもお寄りください。
【よもぎた社会保険労務士事務所URL http://www.yomo-sr.com/】