第4回サステナブル地域づくりフォーラム「持続可能な地域づくりを目指して~in葛尾村」開催報告
大学正門東に立地する「郡山地域テクノポリスものづくりインキュベーションセンター」を管理する「公益財団法人郡山地域テクノポリス推進機構」に須賀川市から出向で勤務され、企業のシーズ育成・開発を母校の先生と共に、お手伝いしていらっしゃる、遠藤さんに、葛尾村でのフォーラムの報告をいただきました。
~地域住民の暮らしを支える社会インフラは、高度経済成長期に集中整備された道路や橋、上下水道施設、学校や庁舎等の老朽化が深刻化しています。また、中山間地では限界集落や災害時の孤立といった問題が顕在化することが予想されます。今回の郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議・日本大学工学部工学研究所の主催による第4回サステナブル地域づくりフォーラムは9月26日、当フォーラムのコーディネーターの先生方も復旧・復興のお手伝いとして、連携を深めている葛尾村を会場に開催されました。
当日は、我々事務局職員と4名のコーディネーターの先生方、アライアンス会員メンバーを中心とする19名の参加者が葛尾村役場に集い、まず、私共事務局の進行で「コーディネーター(4名)からの話題提供及び意見交換」が行われました。日本大学工学部建築学科:浦部智義准教授から「包括協定~交流館・蔵計画~サークルミーティング~ワークショップ構想」を、同土木工学科:中野和典教授からは「葛尾村のフィールドを活かしてⅠ~農・水・緑~」と題して、ロハスの家について・ロハスの花壇を利用した下水処理システムを、同土木工学科:浅岡良浩准教授からは「葛尾村のフィールドを活かしてⅡ~防災等~」と題して、田んぼダムとドローンを活用した水災害軽減の取り組みを、同土木工学科:岩城一郎教授からは「ドローンを活用した社会インフラ(橋)の維持管理」について講演いただき、参加者と意見交換が行われました。
次に役場近くの「復興交流館計画予定地」を視察、最後に中学校のグラウンドでドローンのメーカーによる、2機種のデモ飛行と搭載カメラ画像の確認が行われドローンメーカー担当者との質疑応答を最後に、葛尾村を後にしました。今後もさらに企業・地域と日本大学工学部の架け橋として邁進したいと思います。~
【写真:コーディネーター(浦部先生、中野先生、浅岡先生、岩城先生)による話題提供、司会進行、小型ドローンデモ飛行、復興交流館・蔵改修の敷地の現状視察】