「拝啓、先生」~白井健二さん(情報工学科)〜
先生は会津若松市出身で、日本大学名誉教授、上席研究員、非常勤講師として勤務されています。日立製作所生産技術研究所(横浜市)を経て、平成5年新設の日本大学工学部情報工学科教授(生産システム工学研究室担当)として赴任。学内では工学研究所次長、図書館長、工学研究所長、学外では情報処理学会・精密工学会・日本機械学会・型技術協会・euspen・ASPE等の理事・評議員等を努めました。また、技術賞・論文賞・功労賞を多数授賞。海外へ60数回の学術講演、技術指導(JICA等)の渡航をしています。
日本大学赴任後、科学研究費補助金連続6回(14年間)採択、また外部との共同研究は50数件。国、自治体等の審議会委員長・会長・理事長等を経験、工学博士・技術士(情報工学部門)。研究室では、「生産」「情報」「システム」をキーワードとして情報工学の基礎から応用までの領域を対象に、教育と研究を推進しています。特に、「コンピュータを利用したモノづくり」に力点を置き、研究室内に留まらず、広く、他の研究室、内外の大学・企業等と多数の共同研究も行っています。
研究方針は"情報の世界に埋没することなく、実システムを対象に情報科学による新しい社会や産業のあり方を日夜、模索、考究する"ということです。学生に送る言葉としては『学問・研究は楽しい。人生はリクリエーション。自己の組織に依存するのではなく、自分が構築するという意気込みで頑張ろう』そのためには「積極性」「協調性」「明るさ」がとても大切とのことです。