下宿「花見荘」
(田村町徳定)
安積永盛駅から永徳橋を渡り、日大通りの交差点すぐそばの緑色の2階建てが昭和46年開業の下宿「花見荘」さんです。先代の猪苗代出身のお父さん夫妻(昭さん・トクさん)の代から現在の昇さん夫妻で2代目、14年が経ちます。「花見荘」の屋号は、お父さんの本家の旅館名からだそうで、今までのべ1,000人以上の学生のお世話をしてきました。現在も20名の工学部学生が入居しています。
「うちはお風呂、食事の時間は自由で食事に関してはアレルギーの方にもできる限り対応しています。毎年恒例で、春の新入生歓迎会・秋のバーベキュー・冬の忘年会を開催しています。学生方とはよくお話をしてきました。親代わりと言ってはおこがましいのですが、叱ったこともあります。具合が悪い時は精神的なサポート、病院への送迎もしています。
卒業後、結婚の報告など訪ねてくれる方も多く、一昨年の震災の時もお見舞いの電話、お手紙をいただきました、ありがたいですね。実は、今日も卒業生に"飲み"に誘われているんです。若い人の情報を聞けるのが楽しみです。」
昔ながらの下宿屋さんの良さが代々受け継がれている、花見荘さんでした。
(先代のご主人、昭(あきら)さん・トクさん)