「日本大学工学部史料集・設立60周年記念日本大学工学部校友会史料集」完成
~ご来校の際は是非、校友会事務局でご覧ください。~
この度、校友会歴史史料編纂特別委員会により発刊され、4月の通常総会懇親会で、大学にも寄贈された「日本大学工学部史料集」と「設立60周年記念日本大学工学部校友会史料集」が校友会アカシア文庫に仲間入りしました。各A3判の大型サイズの写真集です。これら史料集は大学図書館、歴史資料室、校友会事務局で公開されています。ご来校の際は是非、校友会事務局にてご覧ください。貴重な写真等が満載です。
「巻頭言」より
日本大学の目的および使命
日本大学は、日本精神にもとづき、道統をたっとび、憲章にしたがい、自主創造の気風をやしない、文化の進展をはかり 世界の平和と人類の福祉とに寄与することを目的とする。
日本大学は、広く知識を世界にもとめて、深遠な学術を研究し、心身共に健全な文化人を育成することを使命とする。
~日本大学は、明治22年創立以来、ここに掲げる理念を道標として建学のみちを歩み、すでに130年の歳月が過ぎました。今では、17の学部を擁して多くの人材を輩出し、各界の発展に大きく貢献して参りました。工学部はこの中の1学部で、昭和22年、駿河台から郡山に移設されました。以来、独特な校風が醸成されて、教職員と学生との絆は非常に強く、また愛校心は比類なく重厚なものとなりました。工学部を卒業した校友は、社会活動の場でも培った心情を決して緩めることなく、総意を結集して、昭和33年に工学部校友会を設立いたしました。
歴史の中に今日があり、今日の中に明日があります。歴史を知ることは、それぞれの人生にとっても如何に重要であるか、よく経験するところであります。工学部校友会は、工学部と共に、母校工学部開設の経緯を物語る史実や学び舎の佇まい、恩師の姿や学びし青春時代の姿など、工学部歴史資料室に収蔵されている資料を駆使して、工学部史料集と工学部校友会史料集の二部に分けて、この史料集を編集いたしました。
日本大学創立130周年、工学部開設70周年ならびに工学部校友会設立60周年の意義ある年を記念して、平成29年を機として集大成したものであります。編者らは、将来にわたり工学部に係わる多くの方々が、工学部が誘致された経緯や、工学部の歴史、あるいは工学部に求められている社会的意義などについて思考されるとき、この史料集を有効有用なる情報源として活用していただき、一葉の役に立つならば、編纂の意義も一層深いものになると信じています。~
【写真:日本大学工学部資料集/設立60周年記念日本大学工学部校友会資料集/編集委員のみなさん(佐藤光正委員:機械9回・中野伍朗校友会長:工化16回・木村圭二編集委員長:建築3回・栁啓委員:建築19回・渡澤正典委員:建築14回)、歴史資料室に展示された資料集と木村編集委員長】