支部・部会リポート:教員部会リポート
母校での講演~教職のススメ~
9月28日、田中さんは、忙しい中をぬって、母校土木科の後輩1年生のために来校しました。大学での特待生になった経緯から教諭として、現在までの経験を振り返り、先輩ならではの情熱を持って講演されました。
日本大学工学部土木工学科を卒業し早6年、月日は早いもので私が学生に講演する機会を与えて下った永田進先生(建築22回)にまず感謝したい。まず、最初に学生時代のことを話したいと思う。私は工業高校出身で特に勉強ができたわけではない。最初のプレースメントテストで国語、数学、英語、物理(理科)の4教科行ったが、合計点数が103点ととてもいい出来ではない。数学以外すべて下のクラスに配属され勉学に励むことになった。また、当時の担任の先生の面談時に、4年で卒業できるように頑張ってほしいと言われ、教職免許を取るようなレベルではなかった。
実際に、数学の微積分や化学のモル計算や英文などを始め、チンプンカンプンで講義を受けても理解することは出来なかった。これでは、いけないと思い友人を頼って、毎日コツコツと勉強を始め、特に微積分に関しては、友人宅で毎週金曜日3~4時間ほど勉強をしました。そのおかげで、無事に1年時単位を落とすことなく終えることができ、教職の免許を取るための講義を受けられるようになった。残りの学生生活もコツコツと勉強し教職免許状を取ることができ卒業することができた。
私が教員になろうと思った理由は、教員と言う職業がどんな仕事を行っているか興味が沸いたからだ。いざ教員になってみると、先生方が私達のためにいろんなことを行っていたことに気づくことができた。調査書の作成や面接練習などを含め、時間がない中生徒のためを思って行ってくれていた。生徒の時には気づくことできないことだった。改めて、当時の先生に感謝したい。
最後に学生諸君に言いたい、私は生徒に大学は「人生の夏休み」であると言っている。夏休みはたくさんの時間があり、遊ぶのもよし、アルバイトするのもよし、世界に旅行するのもよし、勉学に励み自分に投資するのもよし、限られた時間の中で、取捨選択してください。最後にはすべて返ってきますよ。
【写真:講演の様子/渡邉英彦先生(土木30回)の授業説明/永田進先生から講師プロフィール紹介】