支部・部会リポート:教員部会リポート
「私にとっての学術研究報告会」
大学時代、柔道部に所属され、現在埼玉県私立武蔵野星城高等学校の教員を勤める高梨さんは、スポーツを特別活動のモチベーション向上に利用された研究を、去る12月7日に開催された第62回日本大学工学部学術研究報告会で報告されました。高梨さんにとっての報告会参加の意義をご寄稿いただきました。ありがとうございました。
~まず始めに、この度は学術研究報告会で発表する機会を与えて頂き大変感謝しています。私は学術研究報告会の論文や発表原稿を作成することで日常業務を振り返る良い機会にもなりました。
私が前回学術研究報告会で発表したのはちょうど4年前で今回2回目です。この2回は現任校の登校型通信制高校に関する題材で報告しました。それも、登校型通信制高校の認知度が未だに低いため、認知度向上を図ることを目的として題材を決めました。報告会当日は教育に関する部会で4名の発表を聞くことができましたが、発表内容がとても勉強になるものばかりで、発表にのめり込んでしまいました。近年各学校で取り組み始めているICT化についての具体的な実例や、工業高校での様々な取り組み、学校現場における安全対策と危機管理など、私が今後取り組みたい内容が多く詰まっていて、とても良い勉強になりました。
今回私は、学術研究報告会以外でも、貴重な時間を過ごすことができました。研究室の手塚公裕先生(土木49回)にご挨拶できたことや、工学部でお世話になっている教え子の元気な顔が見られ、就職決定の嬉しい報告を聞くことができたこと、大学時代の友人と大学構内や郡山市内を回れたことなど大学時代の思い出に浸ることができました。しかし一方で、台風19号の爪痕が大学構内や郡山市内の所々に残されており胸が詰まる思いでした。
また、日本大学工学部の校友会には、OBの教員の方々で結成されている桜師会はとても結束が固く、皆で情報交換をしている頼もしい組織であることを、永田進先生(建築22回)からご紹介して頂きました。
今後は、日本大学工学部桜師会にも積極的に参加し、多数のOBの先生方と情報共有することで多くの勉強をしていきたいと考えています。また、来年以降も学術研究報告会で発表をすることで、自身の教養を深めていけるよう努めていきます。~
【写真:報告の様子】