第14回新☆エネルギーコンテスト開催(オンライン形式)報告と受賞作品のご紹介
工学部機械工学科サステナブルエネルギー研究室で佐々木直栄教授(機械35回)、田中三郎准教授と「持続可能社会実現の基盤となるエネルギー有効利用技術」を研究されている専任講師の宮岡大先生は昨年10月にオンライン形式で開催された「第14回新☆エネルギーコンテスト」の幹事を担当されました。そこで、先生から開催報告の御寄稿と工学部関連の「受賞作品」からご承諾をいただきました方々の7作品をご紹介いただきました。ありがとうございました。
~新☆エネルギーコンテストは、日本機械学会 技術と社会部門が協力するイベントとして、2008年に始められた「エネルギー利用に関する」コンテストです。第14回(2021年度)を迎える本年度は、日本機械学会 技術と社会部門と環境工学部門の分野連携企画として、日本機械学会と日本大学工学部の共催で開催しました。
本コンテストでは、応募対象者に制限は設けず、展示・実演部門とポスター部門の2部門に分けて、災害に強いエネルギー自立・自然共生型住環境の実現に不可欠な、太陽・風力・地熱・木質系バイオマスなどの新☆エネルギーの有効な利用方法(冷凍・空調・給湯・調理など)のアイデアを広く募集しました。
2021年10月16日の土曜日、本コンテストは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年同様Zoomを用いたオンライン形式で開催(担当:日本大学工学部)しました。初めてショートプレゼンを導入して、まずは参加者全員にアイデアの概要を説明するプログラムとしました。本年度は、ポスター部門16件の応募があり、参加者数47名を数え、3企業、2団体から贈賞が行われました。事前審査及びオンライン開催時のショートプレゼンと質疑応答による審査の結果、9件の発表が受賞され、本コンテストは成功裏に終えることができました。
応募学生にとっては、日本機械学会が主催するイベントでの受賞実績は貴重な成功体験となり、協賛企業にとっては、普段触れることのないような斬新なアイデアに刺激を受けられるだけでなく、人材開拓やPR 活動の機会となっています。オンライン開催のメリットとして、全国どこからでも参加できることが挙げられ、今年度は香川県など他県からの参加者もありました。次年度に向けて、さらに多くの参加者を得られるよう事前に東北を中心に広報活動を行い、より大きなコンテストになるよう努めていこうと思います。
受賞名 | テーマ | 発表者 |
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株式会社アルトナー賞 | ダイエットしながら発電ができる風力モバイルバッテリー | 機械工学科 直井駿弥さん |
サンポット株式会社賞 | 生活排水発電 | 機械工学科 河合麟太郎さん |
株式会社アルトナー賞 | 廃炉処理時の熱を使用した発電 | 機械工学科 佐藤百華さん |
株式会社アド・ソアー賞 | 音エネルギーによる振動発電 | 機械工学科 渡部裕太さん |
株式会社アルトナー賞 | 浄水場及びプールの塩素使用量の削減を目的とした光触媒プレートの開発 | 機械工学科 山下修平さん、境翔太さん、本田海斗さん |
日本機械学会 技術と社会部門賞 | 光熱併用型ビニールハウス | 機械工学科 和内直也さん |
郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議賞 | 海上縦型ソーラー発電によるクリーンエネルギー | 和内直也さん |