支部・部会リポート:関東支部リポート
廃棄物を水素エネルギーに!大阪万博へ出展します
~「テクミーツ」ゲスト校友起業家その3~
関東支部リポート:新時代の校友企業 Alchemist Material株式会社
4月21日、大学正門東側に隣接する郡山地域テクノポリスものづくりインキュベーションセンターにて開催された工学部OB・OGと学生の交流会「テクミーツ(工学部起業サークル主催・工学部校友会後援)」にゲストOBとして参加いただいた齋藤さんは、国際的なビジネスセンスを持ち、水素製造装置開発・販売、ITソフトウエア開発を手掛けるAlchemist Material株式会社(本社:埼玉県川口市)の代表取締役COOです。水素製造装置開発・販売による地球規模での環境課題解決についてを中心に、今回のテクミーツ参加の感想も御寄稿いただきました。御寄稿ありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
~こんにちは。今回テクミーツに参加し、在校生の将来のキャリアに向けた大きな期待を感じました。同じ大学のOBですので臨場感あったとの感想頂き、またその後も在校生より問い合わせを頂いています。我々の時代にはあまりみられなかった取り組みで、素晴らしい企画だったと思います。関係者の皆さん、お疲れさまでした!
私は1987年卒業後、NECグループで主に海外向け開発プロジェクトに携わってきました。そして5年前にUS駐在時代の友人とスタートアップを起業しました。実は今回2つ目の起業で、一つ目は無線技術の標準化法人でした。最終的に競合技術に負けて解散しましたが、その時の経験を踏まえ2つ目の挑戦です。
今回のAlchemist Material株式会社は2020年に創業した、半導体製造装置産業や、燃料電池、ガス関連技術における高い知見を持ち水素製造装置事業に取組むエネルギー系ディープテックベンチャーです。
世界中で迫りくる廃棄物問題と温暖化ガスによる気候変動の解決、および紛争の元となるエネルギー資源の分散化をミッションとしています。廃棄物のエネルギー化と、そのクレジット取引で収益を獲得できるビジネス構築に必要なツールを世界に提供することによる課題解決をビジョンとしています。廃棄物から水素等のエネルギーを製造する小型、高効率装置のコア技術を起点とし、エネルギーの地産地消を実現するとともに、カーボンクレジット等の取引ツール提供によるゴミ処理を収益性の高いビジネスにする仕組み作りに取組んでいます。
加えてアドバイザリーボードとして各国のトップクラスの知見を持つメンバーに参画いただき強力なサポートを得て社内外のリソースを連携させることで、開発、製造、事業化の早期実現を可能としています。先日大阪万博への出展も決まりましたので立寄ってい頂けたら嬉しいです。~
●ホームページ:Alchemist Material 株式会社
【写真:テクミーツ:プレゼン/ホームページ写真/テクミーツ:名刺交換/テクミーツ:グループディスカッション1/テクミーツ:グループディスカッション2/テクミーツ:記念写真】