「現役宣言」学生との活動をご紹介
卒業後早37年、「光陰矢の如し」という言葉の領域に踏み込んだことに気付き複雑な思いです。現在(株)オノツカ[郡山市内:木構造建築用集成材の製造・加工・施工、2×4住宅パネル、住宅用木部材、ユニバーサルデザイン木製品等の製造]の専務取締役を務めています。
環境問題や少子高齢化、グローバリゼーションに財政危機と不確実な要素は枚挙にいとまがない時代に私たちがなすべきこと、できることはと考え、10年前にNPOふくしまユニバーサルデザインに入会しました。会の目的は、様々な特性の人が共生する社会で「より多くの人が使えるもの・施設・仕組みづくりへの貢献」です。会のメンバーには本会副理事長でもある建築科の若井正一先生、理事の小野沢元久前工学部長、複数の校友がいます。
昨年末2日間開催された「こおりやまユニバーサルデザインものづくりフェア2012」では若井先生と情報科武内先生それぞれの研究生に、玩具メーカー「タカラトミー」の最新共遊玩具の展示説明とワークショップを手伝ってもらいました。学生時代でのこれらの体験が、授業とはまた違った気付きや使命感を見出す機会になればと思います。今後ともお互いの成果につながるコラボレーションに期待しています。