下宿「中央荘」
(田村町徳定)
新築当時、畑の真中に一軒だけだったので、真ん中だからと中央荘と命名したそうです。大学の学生駐車場の北に位置する、この辺がそんなだったとは今の建物が林立する風景からは想像できません。
「昭和47年3月、結婚と同時に"中央荘"を開業、今年で42年になります。当初4疊半の18部屋でしたが、後年学生の需要に合わせて、6畳半にしました。毎年10人前後は入居していましたから、現在まで400人近くの学生と何らかの縁が持てたことになります。
今思えば結婚直後の妻には食事・掃除など苦労を掛けました。同じ年代の学生にとっては下宿のおばさんになるわけですから。今となっては懐かしく感慨深いですね。
15年前から女子学生にも対応できるよう下宿の東隣でアパート(ハイツセントラル)もやっています。最近の学生の多くはインターネットで、見つけて選んでくれているようです。学生が具合の悪い時には、下宿もアパートの学生も病院に連れて行きます。卒業生の中には、出張・旅行・母校を訪ねる会などで寄ってくれる方がいます。中には中央荘出身者の同窓会を地元でやってくれている方もいるようです、ありがたいですね。学生にはこれからもできるだけ声を掛けて、相談事にのってあげたいと思っています(嫌がられない程度に)。」
面倒見の良い中央荘の根本さんご夫妻でした。