「熊倉荘の想い出・・・そして、今」
~自由気ままな学生生活を終え、郡山の地を離れてから何と30数年が経ってしまいました。しかし多くの人が感じているように(たぶん)、昨日の事のように蘇ります。特に熊倉荘での想い出は数え切れません。20名以上の下宿生と共に、季節毎に様々なお祭り騒ぎをしていました。新歓コンパ、花見、バーベキュー、花火大会、肝試し大会、芋煮会、雪合戦(当時はかなり雪が降りました)、追出しコンパ、そして一年を通しての麻雀大会……等々。毎日が本当に楽しく、充実した(笑)下宿生活でした。おじさん、おばさんの人懐っこい会津弁が忘れられません。
当時は「下宿」というのが全盛で、周りに多くの下宿がひしめいていました。それでも一度はアパート暮らしに憧れて真剣に考えた時がありました。大学2年生になる時でした。結局それは叶わず、4年間下宿生活を貫きましたが、結果的にそれが本当に良かったです。だからこそ郡山が第2の故郷になり、いつまでも私の心に生き続けているのだと思います。
私の現在の生業は、大学で学んだ知識を基に33歳から始めた建築の内外装を手掛ける会社を営む一方、2000年から始まった介護保険の事業に異業種参入し、現在は老人介護福祉施設を経営しております。その施設の根っこは当時の下宿生活にあります。当時の熊倉荘がそうであったように、年代は変われど、今も大勢のおじいちゃんおばあちゃん、そして多くの職員たちに囲まれて、あの頃のように色々なイベントを楽しみながら仕事(?)をしています。
30数年経って想うことは、「まさか自分がこんな仕事をしているなんて…。」です。私と同じように感じている人もいるでしょう。でもそれが人生というものだと思います。あの頃からみれば、歳はとりましたが人生はまだまだこれから。皆さん楽しんでいきましょうね。~
※写真:■4年前(H26)の夏、30年以上振りの下宿生同窓会:熊倉荘のおじさん、おばさんを囲んで■現在の職場 介護施設「陽だまり」のハロウィンパーティーでのスタッフ仮装写真(前列左側:永盛さん)