上妻(あがつま)下宿で見つけた理想のライフスタイル
消防団員としても活動されている建築学科2年生の永見さんは、上妻下宿さんを拠点とした学生生活に数々の発見をされているようです。そんな永見さんに下宿の魅力を語っていただきました。ありがとうございます。
~私が一人暮らしではなく、下宿での暮らしを選択した理由は、建築学科生として下宿文化を経験したかったからです。昔から日本にあった学生の生活形態として、興味がありました。
その中でも上妻下宿を選んだのは私が下宿を想像したときに浮かんだイメージと、上妻下宿の外観が一番近かったからです。それと実際に高木さん(大家さん)とお話して、良い方だと思ったからです。
実際生活してきた感想は「面白い!」です。この2年はコロナ禍でしたが、それでも学生間の交流が途切れることはありませんでした。オンライン授業が主流となった戸惑いもありましたが、下宿にいる学生にとっては大した問題とはなっていません。例えコロナ禍でなくても、学生同士の悩みを共有し合える環境があります。
私が意図せず得た豊かさは、地域の人と交流するきっかけが得られていることです。私は郡山市消防団に所属しています。これは高木さんにお願いして取り持って頂きました。建築計画系に関心があり、コミュニティーに入って生活することが学を深めると思いました。活動して学んだことは多くあります。一番の気づきは「知らない町はあっても、何もない町はない」ということです。福島県を好きになりました。また、町の問題や出来事を他人事として捉え無くなりました。この町が私を地方の課題に目を向けさせ、社会と関わる入口となり、刺激的な日々をつくっています。~
【写真:消防団詰所前にて】