下宿「posh★dormitory(ポッシュドミトリー)」~下宿の新しい形~
(田村町徳定)
日大東北高校の南側新設の県道を隔てて、間口から奥に長い建物が廣田さんのposh★dormitoryです。まだ、新しいシルバーの建物です。近年に開業されたそうですので、いきさつ等お聞きしました。ご協力ありがとうございます。※poshは英語でハイカラ気取りの意味。
~私の母が、現在も近隣で下宿業「ピースフルライフ」を営んでおり、いわばそこからの独立開業ということになります。ピースフルライフに入居いただいていた工学部の卒業生のみなさん、お元気でしょうか。12年間の母の仕事ぶりを目にして「私ならここのところをこうしたい」という私なりの改善案(ポリシーみたいなもの)がありました。4年前の平成29年(2017年)にそれを行動に移しました。
土地を求め、私たちの自宅と全17室(洋室7.5帖フローリング)の下宿が一体になったデザインレイアウトで新築しました。土地の関係で正面間口から見ると自宅だけのように見えますが、奥に長く、学生用に横の専用出入口があります。しかし新築の2年後、台風による阿武隈川の洪水により床上40cm位まで浸水しました。新築直後で気落ちしましたが、転居する学生もおらず、逆に力をもらい、何とか復旧できました。
やりがいである下宿改善案の一つが学生は建物から出ないで、ごみ捨てが可能なことです。朝食は8:00~15:00(土日祝はお休み)、夕食は18:30~翌朝食前(土お休み)として時間幅を持たせています。入浴は規定時間外にアルバイト後の学生の時間に対応しています。
私には娘しかおりませんが、幸せなことに、多くの息子が4年間一緒に居てくれてるような気がします。また、下宿には工学部の全6科の学生がいますので、学生間で各科をまたいだ色々な考え方が共有できるのではないでしょうか。1階のコミュニケーションルームには“入居学生の自己紹介”が掲示されており、きっかけ作りに少しは役立つのではと掲示してあります。
今後は学生の悩みを聞いてあげられるカウンセラー的な能力を高めたいと考えています。何よりコロナ前の日常が早く戻ってほしいですね。~
【写真:廣田さん/共用コミュニケーションルーム】