「拝啓、先生」~渡澤正典さん(建築学科)〜
今取り組んでいる趣味の木製模型制作は、帆船・建築物・風物詩(山車・神輿)などカテゴリーを増やしながら、且つ金属模型(機関車、飛行機)など素材も広げながら40年、ゴルフは月一回のペースで30年続けています。教え子の卒業生とは中々会えないので、毎年の母校を訪ねる会は楽しみにしています。
東京から、昭和37年に工学部へ入学(建築14回卒)し、開成山で下宿生活を送りました。下宿には大学の先輩をはじめ、近所の安積高校の学生らも入居し賑やかで、先輩には勉強を教えてもらったことを覚えています。当時の大学周辺は、立派な?大学への道路以外何もない畑と田んぼばかりでした。第二次大戦の名残である木造校舎(兵舎)には1階に学生食堂、2階は確か応援団が使用していたと記憶しています。
建築材料を専攻し、卒業後1年間を研究生として昭和42年~平成19年までの41年間を建築材料学の教員として勤務、現在は週一回の測量実習を受け持っています。郡山に住んで半世紀、すっかり地元の人になりました。学生も時代の変化で、自分をあまり主張しないやさしい学生が多くなってきたように思います。日本大学工学部建築学科は一級建築士輩出数日本一です。校友・学生の皆さんには誇りを持って、活躍を期待しています。