「拝啓、先生」~若井正一さん(建築学科)〜
つい先頃、本学部元教授の退職教員で組織された「桜和会」の会合に初めて出席いたしました。当日は、元学部長の本郷先生や蓬田先生など、往年の教授陣、約20名が参集して、和やかに近況を語り合いました。現在、同会の所属会員数は、総勢60余名で、80歳を超えていまだに現役で仕事をしている先生や精力的に学会活動をしている先生などのお話を拝聴して、大いに触発される集まりでした。
席上、私が退職間もない「若い」新入会員ということで、はからずも次期の幹事に任命されました。さて、本学には、約40年余在職いたしましたが、この間に、私の研究室を巣立った大学院生、卒研生、留学生たちは、約700名近くになります。彼らが本学部の校友として、幸せな人生を送られることを心から祈念しております。
課外活動では、本学に赴任して間もなく「美術部」の顧問となり、個性豊かな部員たちと学内外で交流したことが懐かしく思い出されます。本年3月末に定年退職してから半年余が過ぎたところですが、科研費の継続研究のために上席研究員として折々に本学部3号館にある研究員室へ出校しています。また、本学建築学科の専門科目とともに東北芸術工科大学や市民大学などで講座を担当しながら、体力と気力が許す限り学会活動にも参画しております。本学部校友諸兄の益々のご活躍と、校友会のご発展を祈念申し上げます。
【写真:3号館研究室・陸前高田「みんなの家」2013年被災地訪問・ドイツ「世界遺産バウハウス」・イギリス「ソールズベリー大聖堂」2013年9月】