「拝啓、先生」~佐々木直栄さん(機械工学科)~
アイデアの宝庫~新☆エネルギーコンテスト~
機械工学科サステナブルエネルギー研究室の佐々木直栄先生(機械35回卒)は今年10月8日の開催で第9回を迎えた日本機械学会主催の「新☆エネルギーコンテスト」実行委員会幹事も務められています。今回、その活動についてお聞きしました。
~新☆エネルギーコンテストは、日本機械学会主催で毎年開催されているエネルギーコンテストで,本年度で9回を数えます。東日本大震災の翌年の第5回からは、我が日本大学工学部での定置開催が実現し,本年度で本学開催5回目を迎えました。学会行事で定置開催が認められる例は非常に珍しいのですが、本コンテストを企画する日本機械学会の技術と社会部門に「福島の復興を見守るイベントが欲しい」、「是非,郡山の日本大学工学部での定置開催を認めてほしい」と懇願したところ、快く承認されました。
持続可能なエネルギー利用を可能にするためには,専門家以外の一般生活者の皆さんにも「エネルギーの有効利用」に関心を持ってもらうことが必要だと言う考えから本コンテストはスタートしています。皮肉にも、東日本大震災により「エネルギーの有効利用」の意識は更に高まりました。本コンテストの特長の一つは、贈賞を頂いている企業および団体から派遣された審査員の皆さんと発表者の皆さんの距離が非常に近いことです。若い発表者が年配の審査員の目の前で必死にポスターにまとめたアイデアの説明している姿は微笑ましくもあり、頼もしくもあります。
日本でも最も権威のある学会の一つである日本機械学会の主催する本コンテストが一年でも長く本学で定置開催されるように努力して参ります。そして、近い将来において、校友の皆さんが審査員または発表者として気軽に参加いただけることを願っております。~
【写真:開会・ショートプレゼン・ポスターコーナー・展示・表彰・韓国の参加者・受賞者記念撮影】