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著作『教養として知りたい日本酒』を郡山図書館に寄贈
ふるさとや世界とつながり、社会貢献の一助になればと「銚子観光大使」「駐日モンテネグロ名誉領事館長」「日本大学ニューヨーク支部長代行」等役職を務める八木宏純さんは「ニューヨークに日本人街を」の思いで弟、八木・ボン・秀峰さん 《日本大学賛助会員、名誉利酒師、米国TICレストラングループ社長》とニューヨークに立ち上げた11の飲食店を展開しています。2019年、その海外(ニューヨーク)での活動が評価され弟さんは旭日双光章を受賞しました。
2020年3月、八木宏純さんも協力し、弟の秀峰さんが『世界のビジネスエリートが大注目!教養として知りたい日本酒』を出版され、今回大学時代に御世話になった郡山の皆さんにも読んでいただきたいと、校友会に9冊をお送りいただきましたので、郡山市議会議員の久野三男さん(土木24回)を通じて、4月7日に郡山中央図書館(荘原文彰館長:3月16日の地震による被災修復のため6月全面開館予定)をご紹介いただき、菊地高之副館長、渡辺栄世主任主査兼総合サービス係長にもご対応いただき、寄贈させていただきました。御礼申し上げます。※本書籍は2020年にアカシア文庫にも寄贈いただきました。
書 名 | 『世界のビジネスエリートが大注目!教養として知りたい日本酒』 |
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著 者 | 八木・ボン・秀峰 |
発 行 | 株式会社PHP研究所 2020年3月24日 |
定 価 | 1,700円(税別) |
体 裁 | 四六判・並製/317ページ |
ISBN | 978-4-569-84691-0 |
~日本酒は「米」と「水」と「麹」を原料にして造られます。しかし、例え同じ米を使っても同じ味わいの酒にはなりません。米の品種、精米歩合、仕込み水、酵母が全く同じでも、造る人が違えば同じ味わいにはなりません。
酒は造り手の個性、人格を反映するのです。まったくもって日本酒とはファジーな、手造り製品です。瓶詰めした後にも熟成しあるいは劣化します。また、冷酒、常温、人肌燗、ぬる燗、熱燗と飲用温度によっても風味は変わってきます。つまりは、柔軟性に富んだアルコール飲料です。よく「懐が深い」と評価されていますが、それだけ繊細で奥深いということなのでしょう。
本書では代表的な原料米を使った銘柄、特筆すべき酵母で醸した銘柄、四大杜氏と呼ばれる流派の名杜氏(とうじ)が手がけた銘柄などを中心に紹介しています。
また昔ながらの生酛(きもと)造りや山廃(やまはい)仕込みにこだわる蔵元、特異な信念のもとにスパークリング日本酒やにごり酒、古酒造りに徹する蔵、そして海外で高い評価を得ている銘柄について、厳選して紹介しました。
東京オリンピックを機に海外から訪れる旅行者が増え、和食とともに日本酒への関心が高まりを見せる昨今、ビジネスシーンでも日本酒が話題に上る機会も多くなっています。知っておくと便利な日本酒のあれこれが詰まった文化、教養の一冊です。~(書籍紹介文より)
【写真:書籍裏表紙・表紙】