支部・部会リポート:教員部会リポート
土木工学科講演会「教職のススメ」傍聴報告
~土木工学科第49回卒 宮﨑拓也さんの熱弁~
群馬県立前橋工業高等学校で工業の教員をされている宮﨑さんが、10月29日、45号館講堂にて、土木工学科1年生を対象に現在に至るまでを振り返り、講演されました。多くの後輩学生を前に、自己紹介から始まり、まず熱い志を持った恩師と大先輩校友との縁に対し、感謝を述べられました。本論に入り、是非、後輩の皆さんには教員免許を取得してほしいと、4つの伝えたい事について順次お話されました。
1,教師の仕事とは
・勤務校である前橋工業高校は県下で設備No.1、大正12年創立でバリアフリー仕様
・授業(教科指導):ホームルーム・学校行事・生活指導・進路指導・部活指導
・橋梁模型コンテストへの出場
・課題研究:高校生版卒業研究
「野球場のバッターボックスの作成」バッターボックスライン用の型枠を作製することによって、引きの時間が短縮された結果を得たこと。
「コンクリートカヌーの作成」計画→材料選定→形状決定→型枠組立→打設→進水試験
→完成、の制作過程により地元の高専・大学との連携も図りながら制作、完成後は川での航行を実施、結果を反省・考察し、発見もある問題解決学習であること。
2,教員免許の必要性/取得して損はなく、取るべき!教員採用試験は複数受験すること。
3,工学部校友の活躍/地元、群馬県・新潟県はもとより各県高校で多くの工学部校友教員が活躍していること。
4,失敗から得たこと/大学時代教育実習で、挫折を味わったが、悔しさを乗り越えて糧とした。多くの思い出もできたこと。
最後に、明確なビジョンを持とう!と結びました。
講演後の会場からの質問にも「部活と教職課程は両立できる」等、丁寧に答えていました。
同席した、いずれも元工業高校校長で教職課程の宇佐美浩先生(機械30回)から「日大の繋がりの強さ」を、現在工学部の進学アドバイザーの豊島隆幸先生(電気27回)から「民間から教員への体験」を、同じく進学アドバイザー澁谷栄一先生(工化31回)から「教育委員会」についてお話があり、最後に教職課程履修者の土木工学科4年の田中さんから実習の感想が述べられました。
事務局記
【宮﨑先生の熱弁/テレビ番組取材での宮﨑先生画像/宇佐美浩先生/豊島隆幸先生/澁谷栄一先生】