『産総研 福島再生可能エネルギー研究所』見学ツアー報告
みなさんは一昨年、郡山に開設された"産総研 福島再生可能エネルギー研究所"をご存知でしょうか。郡山地域テクノポリスインキュベーションセンターに入室している、水野睦夫さんが、見学ツアーに参加されましたので、感想をお聞きしました。
~私は、震災以降再生可能エネルギーの研究拠点として、福島に産総研の福島再生可能エネルギー研究所が開所されて以来興味がありました。見学当日は夏休み期間ということもあり、親子連れの見学者も多く、会場では多くの体験メニューが用意され、工学部からもの講演や、学生を引率された先生方を御見受けました。
ツアーでは3箇所で解説を受けました。初めに、北側実証フィールドの300kwの風力発電機(ナセルにLIDER搭載)と多数のメーカーの太陽電池群を見学、続いて地中熱利用システム実証試験場で説明を、最後に屋内で太陽電池の原理と業界の現況、インゴットのスライスから始まる薄型結晶シリコン太陽電池の試作装置の説明を受けました。研究所には他にも、再生可能エネルギーネットワークの研究をするエネルギー管理棟や水素キャリアMCH(メチルシクロヘキサン)実験棟、準水素実験棟、アンモニア直接燃焼ガスタービン実証設備、最近では、大型パワーコンディショナーの先端的研究開発・認証拠点であるスマートシステム研究棟も開所しました。工学部も産学官連携で、共同研究をしているようなので期待しています。~
【写真/風力発電機・太陽電池群、地中熱実験場、本館】