『平成29年度開講式・新入生オリエンテーションでの手塚工学部校友会長祝辞』
4月1日、工学部大講堂で、平成29年度開講式並びに新入生オリエンテーションが開催され、手塚公敏校友会長が祝辞を述べました。
~新入生の皆さん入学おめでとう。ご家族の皆さん本日はおめでとうございます。校友会の手塚です。私は隣の栃木県出身で昭和39年つまり53年前に入学し、今71歳です。私の入学時、この体育館はなく、海軍兵舎跡の講堂での入学式だったのを覚えています。
さて、皆さんは良い大学に入学しました。「なぜ?どうしてだろう?」と思うかも知れません。それは、工学部には素晴らしい校友会があり、多くの立派な卒業生がいるからです。そこで、皆さんが本日から準会員となった校友会を説明したいと思います。校友会は昭和33年に設立、全国に約6万人の卒業生がおり、59年を迎えました。「たった6万?」と思いますか。しかし、工学部の卒業生は他大学、日大他学部の卒業生とちょっと違うのです。それは、工学部の卒業生は東北、郡山という地で青春時代を過ごしたせいか、卒業後も友情に厚く、太い絆で結ばれ、工学部を深く愛しています。そして皆さん方が親しみを持てる先輩方が北は北海道から、南は九州、四国まで校友会支部を設立し、助け合って活動していますので、就職の際、また就職後も力になってくれると思います。現在、校友会は「就職支援特別委員会」を設置して大学に協力し、また父母会とも協力連携して就職支援活動で大きな成果を上げています。校友会事務局は、学生食堂の隣ですので、是非訪問して下さい。
ここで、皆さんに3つのお願いがあります。1つ目は、勉学に励むことは勿論ですが、お互い仲良く、一生付き合える友達を沢山作って下さい。2つ目は、社会に出て苦労しないように、何でも良いですから、サークルに入部して、先輩・後輩の上下関係のマナーを勉強してください。できれば文武両道の伝統ある体育会系サークルに。ちなみに私は合気道部でした。この2つが工学部学生の良いところで、そしてあなた達の一生の財産になると思います。3つ目は学生生活を充分に楽しんで下さい。最後に、工学部は6年前、東日本大震災で被災地になり、貴重な体験をし、色々な勉強をし、現在があります。是非、あなた達も勉学に励み、福島、東北の復興、日本の再生の為に貢献していく人材に育って下さい。それをお願いしまして、お祝いの挨拶とさせていただきます。~