法人設立50周年 夢や目標をもって難しい仕事に挑戦!~荒牧建設株式会社~
本部リポート:新時代の校友企業
今年、法人設立50周年を迎える荒牧建設株式会社の代表取締役である荒牧幸雄さんは、社内に設計グループも設け、北は青森県から南は東京都まで、公共工事、医療・福祉施設、大型店舗、工場、共同住宅、一般住宅に至る施工実績を重ね、変化する社会の要望へ挑戦し続けられています。ご寄稿ありがとうございました。
■ホームページ ~お客様の大きな夢をカタチに~荒牧建設株式会社
~私の会社は父の石工事業からはじまった家業ですが、兄・弟と共に総合建設業に舵を切り、今年法人設立50周年を迎えました。創業以来、福島県須賀川市に拠点を置き、現在の事業領域は青森県八戸市から東京都内まで。お客様の要望により遠方の案件も随時対応しております。
私は、日大東北工業高等学校(現日大東北高等学校)建築学科から、日大工学部建築学科へ進みました。在学中のことといえば、何より卒業研究が思い出されます。建築材料研究室にて大濱嘉彦教授に師事し、非常に熱い指導のもと、休みや昼夜を問わないデータ収集に追われ研究に没頭した一年だったと記憶しています。卒業の年はオイルショック後の大変な時期で、同級生は就職難に苦労したようです。私は企業に入らず家業を継ぐことを選んだものの、この業界で生きていけるのか大きな不安を抱いたことを今でも鮮明に覚えています。しかしながら、大濱教授との出会いと、研究室で鍛えられた経験によって、自分の確固たる信念が形成され、厳しい時代をも乗り越えてこられたのだと、大変感謝しております。
地域の建設会社として根を張り続けていると、卒業生にお会いする機会がたびたびあります。行政庁や民間企業、その他いろいろな場面で皆様の活躍を見るのは大変嬉しいことであり、その方々と長く情報交換や交流ができることも、地元の大学出身だからこそだと実感いたします。また、大学にも頻繁に出入りさせていただき、技術の情報や卒業生の就職情報等で大変お世話になっておりまして、弊社の約3割が日大工学部の卒業生です。
50年前に住宅建設の受注からスタートした事業ですが、工事実績を積みかさね、常に挑戦し続けて、現在では病院・分譲マンション・大型店舗・各種公共工事等々を主に受注しております。2018年には免震構造の国立病院(延床面積1万㎡超)、2020年には東日本大震災復興関連工事の集大成として「東日本大震災・原子力災害伝承館」を完成させました。設計する喜び、造る喜び、そして発注者の満足と信頼を得る喜びを後輩(=社員)たちと分かち合い、また、大変な苦労ではあるけれど夢や目標をもって難しい仕事に挑戦しようと語り合い、日々精進を続けております。
社会の変化や多様化に対応し、建築が貢献できることを考え、発注者の笑顔と自身の達成感を仕事のやりがいにして、これからも社員と共に挑戦することを諦めず事業に取り組んでまいります。~
【写真:施工実績 : スーパースポーツゼビオ セブンパークアリオ柏店2021年竣工 / おとぎの宿 米屋2021年竣工 / 東日本大震災・原子力災害 伝承館 2020年竣工 / ダイユーエイト 福島西店2019年竣工 / 独立行政法人 国立病院機構 いわき病院 2018年竣工 / 医療法人 伸裕会 渡辺病院 2014年竣工】