「第11回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま2022)10/13(木)~15(土)」で校友の皆様のご来場をお待ちしています!
~柿崎隆夫先生からのメッセージ~
現在、エネルギーエージェンシーふくしまでチーフコーディネータを努められている柿崎隆夫先生から、「今開催の意義、見どころ、校友の皆さんへのメッセージ」をいただきました。ありがとうございました。
~今年も東北最大の再エネ産業フェアであるREIFふくしま2022が来る10月13~15日の三日間、郡山市のビックパレットで開催されます(https://reif-zerocarbon.jp/)。 第11回を迎えるフェアですが、今回は「ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま2022)×ふくしまゼロカーボンDAY!2022」として環境リサイクル分野とジョイントします。海外含め10を超える分野で200近い企業・団体が、そして日本大学工学部の水素研究チームも出展致します。
REIFふくしまの目的は、再生可能エネルギー関連産業でビジネスに取り組まれる企業団体の皆様に情報発信及び商談・交流の場を提供することにより、産学官の取引拡大を支援するとともに、「再生可能エネルギー先駆けの地」の実現に向けた強い意思を国内外に発信することにあります。今回はこれに加えてB2Cすなわち一般市民の皆様に環境リサイクルも含め再エネへの一層の理解を深めてもらうこともねらいです。
校友の皆様方は母校で工学を学ばれたことからエネルギー問題にも関心が高いものと思います。現在世界的にカーボンニュートラルの重要性が言われています。とりわけ欧州では気候変動問題には極めて敏感であり、化石燃料からの脱却への想いはある種宗教的な信念にも思えます。当然西側諸国の一員としての我が国でも世界の流れに呼応した動きが出ています。しかし温暖化に伴う昨今の異常気象や災害、さらにウクライナでの戦争による燃料代高騰の影響もあり、欧州での再エネには一部黄色信号が点滅しています。こうした中でREIF2022が開催されますが、我々の子供や孫の未来を考えたとき、再生可能エネルギーやリサイクルを無視することはもはや許されないと言えます。
本稿を借りて校友会の皆様に改めてお願いがあります。技術の発展には大学と企業との連携が不可欠ですが、我が国ではロボット、医療そして宇宙などに比してエネルギーの分野では十分な連携があるとは言えません。これはエネルギー。とりわけ電力系はこれまで系統を管理する電力会社による研究開発が主となってきたため、中小企業やベンチャーの活躍する機会が十分ではなかったことも要因です。しかし地域の防災・強靭化の視点からは再エネの導入それも地産地消が一つの鍵となり、それには地域のとりわけ中小企業が活躍できることが重要です。校友の皆様にはREIFへお越し頂くとともに、ぜひこの分野に関心を持って頂ければと存じます。
会期中、私も会場のどこかにはいますので見かけた際にはぜひともお声かけください。またご興味、関心を持たれた技術や企業がありましたら私が責任をもってお繋ぎします。それでは皆様のご来場を心からお待ちしております。~