「第3回鳥獣被害対策シンポジウム」視聴報告
大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業
「第3回鳥獣被害対策シンポジウム」視聴報告
~深刻化する福島県浜通りの鳥獣被害。その実態解明と対策を探る~
日本大学工学部工学研究所が主催する「第3回鳥獣被害対策シンポジウム」が、1月30日(月)にYouTubeによるオンライン配信で開催されました。本学からも・土木工学科:岩城一郎先生 (趣旨説明)・中野和典先生(座長)、情報工学科:中村和樹先生が参加され。 中村先生は「葛尾村におけるイノシシ被害対策:カラシナの忌避効果とドローンによるセンシング」を東北大学大学院農学研究科の小倉振一郎氏と共に、以下話題提供されました。
産・学・官の各業界から他7つの話題提供が行われました。
事務局記
■葛尾村をテストサイトとして野生鳥獣との共生のための情報基盤を形成
〇熱赤外画像によるイノシシの生態調査
ヒートマップにより出没頻度を明らかにした。
〇マルチスペクトル画像による植生調査
教師付き分類により植生被覆を調べた。
■カラシナによるイノシシの忌避効果の連続モニタリング
〇昼夜連続観測によるイノシシを検出
〇風等による誤検知の低減を実現する定点カメラの構築
機械学習による鳥獣種識別も試してみたい。
【写真:中村和樹先生の話題提供】