日本刀の美しさに魅せられて
~日本刀専門店「武修堂」を地元郡山に開店~
新時代の校友企業 合同会社武修堂
小学校から剣道を始め、大学時代も剣道部に所属していた池田さんは、就職されてからも剣道はもとより、居合道・抜刀道の研鑽にも励み、刀剣についてもその美しさに魅せられました。
縁あって、居合道の道場で知り合った方に日本刀の修理等の技術を学ばれ、剣道を始めたころからお付き合いのあった武道具店の経営を引き継いで、日本刀の展示・販売・修理、鮫皮を使った鞘や胴の制作、武道具用品等を販売する「合同会社武修堂」の創業を決められました。
池田さんはYoutubeチャンネル「藁斬り抜刀斎」で日本刀の魅力を世界に発信されており、登録者は24万人を超えています。店舗は郡山市開成5丁目18-23(県立安積高校東側)に本年8月1日に開店しました。興味のある方は、是非来店されてはいかがでしょうか。
池田さんの今後のご活躍をお祈り申し上げます。御寄稿ありがとうございました。
~今回このような寄稿の機会を与えて下さり、誠にありがとうございます。私は生まれも育ちも郡山で、大学も県外には行かず、自宅から通える日本大学工学部に入学させて頂きました。高校時代に商業高校で情報処理技術を学び、もっと情報系を学びたいという意思が一番の決め手となりました。
在学中は情報系の専門分野を学びつつ、剣道部に所属し、部活にも励んでおりました。就職してからは忙しい日々でなかなか剣道や居合道の稽古も出来ない日々が続きましたが、東日本大震災をきっかけに限りある自分の時間の大切さを痛感し、元々興味があった日本刀について深く学びたいと思い抜刀道の道場に入門し、そこで同じ道場に通っていた研ぎ師の先生から日本刀についての様々なことを学ばせて頂きました。Youtubeへの動画投稿もこの頃から始めました。
日本刀というと「危ない」とか「怖い」という意見が多く、日本の伝統文化である日本刀を一般の方へもっと身近に知ってもらいたいという思いから投稿を始め現在に至ります。2019年4月にその先生が不慮の事故で他界してしまい急遽私がその先生の仕事を引き継ぐこととなりました。会社員として働く傍らで休日を利用して日本刀の修理等を行ってきました。今回工学部の剣道部の大先輩が経営している武道具店を引き継げるという話があり、創業を決意しました。
この東北の地には現在店舗型の日本刀の専門店がなく、私自身も東北に1店舗位は刀屋さんがあったらいいなとずっと思っておりました。そこで相性の良い、武道具と日本刀の両方を扱えるハイブリッドなお店を作りたいと強く思うようになり、様々な方のご支援を頂きながら8月1日に無事開店することが出来ました。刀剣店というと敷居が高く、入りづらいイメージがあるかと思いますが、安価な竹刀等の武道具や小物の販売を一緒に行うことで、「子供でも入りやすくいつでも気軽に日本刀が見ることが出来るお店」をコンセプトにお店作りをしていきたいと思います。初心者の方も大歓迎ですので、お近くへお越しの際は是非お立ち寄り下さい。また、刀剣や武道具の事でお困りごとがございましたら是非ご相談下さいませ。日本大学工学部の先輩、後輩方のご来店、心よりお待ちしております。~
●ホームページ:武修堂
●Youtubeチャンネル:藁斬り抜刀斎
【写真:Youtube画像/刀剣コーナー/剣道用品コーナー】