私にとっての「古川池(徳定川)清掃活動」~母校恩師、後輩学生と共に~
6月1日に古川池愛護会(髙橋晋也会長)、地域住民、工学部学生・教員・卒業生による、古川池(徳定川)の清掃作業が行われました。本活動は本年で25年目を迎えます。
建設コンサルタント・測量・補償コンサルタント・情報システムを業務とされる「陸奥テックコンサルタント株式会社(郡山市本社)」に勤務されている松井さんは、同僚の髙橋さんと共に参加されました。松井さんのお仕事へ想いと松井さんにとっての古川池(徳田川)清掃活動について御寄稿いただきました。ありがとうございます。今後の松井様のご活躍を祈念いたします。
~私は、日本大学工学部土木工学科在学中、今回の清掃活動にいらっしゃった中村玄正名誉教授(衛生工学研究室)のもとで水環境について研究し、良好な水循環・水環境の保全、改善を行うことの大切さやすばらしさといった“思い”を知ることができました。その後、水環境に関して研究を深め、より良い水環境構築の一助となればと考え大学院に進学しました。
現在、私の仕事は、水環境に関する仕事ではなく、建設コンサルタントとして道路や都市施設などの生活環境に係る仕事を担当しています。建設コンサルタントの仕事は、社会資本整備・保全を行うための調査、設計、維持管理を実施するものですが、安全と安心の提供、効率化の進展、経済が発展、そして人々の生活が豊かになるという素晴らしい仕事を生業にしていると感じています。
生活環境の整備や保全、改善といった仕事をするときには、在学中に学んだ水環境への“思い”が、良い道標となって本質をしっかりと考えながら仕事が出来ていると感じています。
まだまだ力不足と感じることも多いですが、日本大学工学部で学んだことを活かしながら、より高い技術力を身につけ、人々の生活環境の改善や豊かな生活実現に向けて尽力していきたいと思います。
在学中の徳定川清掃は、2つの研究室で実施しており、50人程度の参加者でした。その当時を振り返ると、活動を重ねることで春より秋、昨年より今年とごみが少なくなり、少しずつ改善に向かっている状況を見てきて、小さな力でも継続することが大切だと知ることができた活動でした。
また、清掃活動を通してゴミを捨てなくなり、より良い環境にするためには、維持するためにはどうしたらよいかと考えるようになったことは、この清掃活動を通して心磨きができ、利他の心を学ばせてもらったのだと今感じています。
現在、清掃活動の参加者は、古川池愛護会、地域住民、多くの研究室、在学生、卒業生等多方面に及びその輪が大きく広がったことに驚きと感動をしています。この清掃活動が、徳定川、古川池の自然環境の保全、改善の一助として、そして、参加された方々の心磨きになることを祈念しております。これからも参加させていただきます。~
●ホームページ:陸奥テックコンサルタント株式会社
【写真:事前説明/清掃活動】