「こおりやま市民演劇祭2024」の出演について~ユリと百合子~
台詞稽古での筆者公演終了後の集合写真撮影
演劇はほとんど見る機会がなかったのですが、出演された篠原潔貴さんは私の2年後輩であり共に合氣道部に属し、札幌から郡山IC管理事務所に単身赴任していることから工学部に行った際にはよく会っていた関係で、今回誘われて見に行きました。出演者が25人と聞き、いろいろな境遇の方々が集まる稽古の困難さを想像しながら皆さんの熱演に引き込まれて演劇もいいものだなと思いました。
篠原さんとの縁で演劇の楽しさを味わうことができたことを感謝しております。
工学部校友会会長 城座隆夫
~私は令和5年の12月に転勤の為、郡山市に単身赴任して来ました。令和7年3月迄の勤務契約でその間郡山市に想い出を残したいと「8月の週刊郡山ザ・ウィ-クリ」の案内があった演劇祭に出演応募しました。
こおりやま市民演劇祭2024の公演は12月8日、劇の題目は「ユリと百合子」でした。劇のものがたりは、郡山市で作家活動していた宮本百合子の生活劇です。宮本百合子が弟家族の住んでいた開成山の家で一時身を寄せていた時の出来事で、丁度太平洋戦争の後半から終戦を迎えた時で百合子の夫、宮本顕治が網走刑務所へ移送され、その夫の収監された網走に行きたいが戦争で会いに行けないもどかしい気持ちを、百合子を取り巻く人々の気持ちを表現した劇でした。この劇に関係する人達が集まったのは、8月下旬に出演者が最初の顔合わせをし、9月1日から練習を開始。出演者は小学生から社会人までの幅広い人達25人で、この劇のスタッフ及び関係者は総勢約50人でした。出演者の役が決まるまで時間が掛かり、それぞれのスケジュールが合って本格的に稽古が出来たのは10月下旬からでした。皆時間の都合を合わすのが一番の苦労したところでした。台詞を体に沁み込ませるのも苦労していました。私も対面しないで喋るのは台詞が入ってこなく時間が掛かりました。
それでも本番12月8日の2週間前には大凡の流れが出来てきました。そして、12月8日の本番は、公演関係者の努力の甲斐あって最高の出来でした。知らない仲間と共に作り上げた劇を経験できたことは私の人生で素晴らしい宝物になりました。この演劇祭に協賛広告をして下さった人や団体や企業の方々に感謝申し上げます。た、公演を観に来て頂いた人達に感謝申し上げます。~
【写真:本番(特高役)/本番(留蔵役)/配役(三役を担当)/パンフレット(表裏)/プログラム(キャスト・スタッフ)】