お帰りなさい。事務局においでの校友のご紹介
3月11日の大震災から半年が経ちましたが、お見舞いかたがた学部長の出村先生にお目に掛り本学の現況をお伺いいたしました。幸いにも建物本体には目立った被害は余りなかったそうです。既に、首尾よく古い建物は耐震診断を済ませ、補強が必要なものは補強工事を済ませて有りましたので、あのような巨大地震にも耐えられたものと思います。学校関係者の努力が実ったものと思います。また、原発事故による放射能汚染の影響も風向きの関係か余りないようで安心致しました。
しかし、精密機械がある学科では地震の被害により支障をきたし実験などに使用できなくなったそうです。これらの精密機械などは価格が高価なために経済的な損害は相当あった模様です。お見舞い申し上げると共にこれからの速やかな復旧をお祈り申し上げます。
ここで、個人の話になりますが、私が代表を務める株式会社ユニバァサル設計がお陰さまで今年創立50周年を迎えるとことが出来ました。創立者の師橋孝は昭和22年に本学専門部工科を卒業し、学校の先輩である成松勇建築設計事務所に籍を置き熊谷組の設計部を経て昭和36年に当社を設立しました。私は昭和45年に師橋孝の弟である元本学建築学科の助教授であった師橋勇二先生の紹介で当社に同学生5人と共に入社致し現在至って居ります。
現在は神奈川県相模原市に本社を、東京、埼玉、千葉に事務所を置き職員数60名ほどで建築設計事務所として営んでおります。これからの50年先を見据えて平成20年に中国の上海に駐在員事務所を開設しました。昨年これを現地法人化し現地スタッフ7名で現地の都市開発を中心に活動して居ります。
これもみな本学で学び卒業させていただいたお陰と感謝して居ります。途中に学生運動で1年半ほど校舎が閉鎖された時期も有りましたが、今となっては尊い思い出であります。これからも、母校を大切に思い健康で活動して参りますので同窓の皆さま宜しくお願い致します。