卒業50年「母校を訪ねる会」参加で思う事
お帰りなさい:母校を訪ねる会編
この度卒業50年で同級生9名と母校を訪問し、その発展ぶりに今昔の感がありました。集ってみて思うに古希を過ぎて元気な面々は会社経営、趣味に没頭、そして社会奉仕に精を出す等何事にも興味を持ち物見高く、生きがいを持つ方々でした。
些かこじつけではありますが私の趣味の一端をご紹介します。それはお国柄や歴史が垣間見られる世界の郵便ポストです。まず顕著なのは王政や立憲君主制であった国のポストで、目下民営化と株式公開を目指して努力中の英国の郵便事業は「ロイヤル・メール」として王室が運営していましたし、またノールウェイやデンマーク、スペインにも王室があります。これらの国のポストには全て王冠のマークがついています(最近はベルギー等のように新しいマークに変更し始めている国もあります)。体制が革命等によって変わった国では王冠のマークがありません。またヨーロッパの郵便は郵便馬車がラッパを吹きながら各街の広場で郵便物の受け渡しをした名残で、"ラッパとリボン"あるいは"馬の足"と思しきマークが描かれています。ラッパと馬はドイツのポストが象徴的で、フランスのポストは全く新しく翼ではないかと考えられるマークです。その他神話に基づく絵柄のギリシャのポストなど話し出すときりがありません。今後も絵柄の歴史の探索と解釈に頭を使って老化防止に努力したいと思っています。
興味を持たれた方は是非、海外旅行の際POSTの写真を撮って私宛送って下さい。
E-Mail : y-maeda@letter.jp